ABOUT

刀剣プロジェクトは「刀工」、「白銀師」、「鞘師」、「研師」、「塗師」、「柄巻師」 6人の職人が日本刀を制作していく過程を公開するプロジェクトです。
ここでは関連職人さんの作った作品を購入することができます。

参加職人一覧

柄巻師
弥仙(みせん)  平山 直弥

日本刀を持つところを「柄(つか)」と言い、それを作る職人を柄巻師といいます。柄は日本刀を操作する上で大変重要な役割を果たしており、 柄をより使いやすくするために施されるのが「柄巻(つかまき)」となります。柄巻は正絹、木綿、鹿革などいろんな素材で巻かれ、巻き方も多種多様でとても面白いです。

白銀師(しろがねし)
上野 宏樹

主にハバキや、金具の下地を作る職人のことです。 銅、銀、金を主な材料として、それを金槌で叩いて伸ばしたり曲げたりロウ付けでくっつけたり。 ヤスリで削って整えて仕上げます。 同じ金属加工を専門とする金工師との境界線が難しいところですが、金工師は鏨(たがね)をメイン、白銀師はヤスリをメインで使うと考えると違いがわかりやすいかなと思います。

鞘師
鞘善(さやぜん)  大平 善之

日本刀の白鞘や拵え鞘下地の工作、修理・修復などが鞘師の主な仕事です。その他木工芸品の作製、修復等も行っています。

塗師(ぬし)
御刀塗師 杜川(とせん)  伊藤 俊克

株式会社マルスエ 刀剣部

鞘は刀身を守るもの、漆は刀身を湿気から守り鞘本体の劣化を防ぎます。
古い時代は黒の立塗りが主流でしたが、江戸期になり様々な変わり塗りがされるようになりました。機能重視からお洒落のアイテムへと変化してきました。
美術品としての鞘塗りから居合などの実用品までその需要に応じて幅広く対応していけるのが現代の鞘塗師だと思っています。

刀工
福留房幸日本刀鍛錬場  福留 裕晃

刀工名 房幸(ふさゆき)

刀剣類製作、特注鍛造品製作です。
刀、太刀、短刀、それ以外に鏃(やじり)、槍。
弓道をやっている関係で、短刀、前差しの注文を特に多くいただいています。

普段扱う素材は主に鉄ですが、銅、銀なども扱うこともあります。 指輪やペンダントなども作った経験があり、刀剣類以外にも包丁、オブジェ、釘など様々な仕事に挑戦してきました。

研師(とぎし)

根本 卓
美術刀剣研処 世田谷 文永洞


どんなに良い御刀でも、研ぎが悪いとその魅力を大きく損なってしまいます。
御刀が本来持つ魅力を最大限に引き出してあげる事を目標に、日々研鑽を重ねています。
自分の寿命が尽きた後にも、自分の行った仕事は長く長く残ります。
後世の人々にも恥ずかしくない仕事をしていく事が一生の目標です。